2014年1月1日星期三

賞金王・松山英樹が世界ランク自己最高の23位に浮上!




2013年12月03日11時15分






左手に違和感がありながらも今季4勝目を挙げた松山、もう国内に敵はいない(撮影:岩本芳弘)






 12月1日付けの世界ランキングが発表され、先週の「カシオワールドオープン」で今季4勝目を挙げた松山英樹が23位に浮上。自己最高位を更新した。松山は米ツアーの公式サイトで来季活躍しそうな30人の選手に取り上げられており、ルーキーイヤーで日本ツアー賞金王となった怪物は世界から注目を集めている。

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 同大会2位の池田勇太は前週の150位から123位に浮上。同3位の小田孔明は83位から74位に順位を上げた。石川遼は前週と変わらず88位となっている。

 また、「オーストラリアンオープン」で劇的な逆転劇で今季初優勝を挙げたローリー・マキロイ(北アイルランド)も変わらず6位となっている。

【男子世界ランキング】
1位:タイガー・ウッズ(11.89pt)
2位:アダム・スコット(10.13pt)
3位:ヘンリク・ステンソン(8.85pt)
4位:フィル・ミケルソン(7.57pt)
5位:ジャスティン・ローズ(7.50pt)
6位:ローリー・マキロイ(6.86pt)
7位:マット・クーチャー(6.27pt)
8位:スティーブ・ストリッカー(6.03pt)
9位:ブラント・スネデカー(5.63pt)
10位:ジェイソン・デイ(5.41pt)

23位:松山英樹(4.05pt)
74位:小田孔明(1.89pt)
84位:片山晋呉(1.74pt)
88位:石川遼(1.68pt)
123位:池田勇太(1.39pt)
137位:藤本佳則(1.30pt)
144位:藤田寛之(1.25pt)阿

Z・ジョンソンがタイガーをプレーオフで破り逆転優勝!



2013年12月09日11時31分




<ノースウェスタン・ミューチュアル・ワールドチャレンジ 最終日◇8日◇シャーウッドCC(7,027ヤード・パー72)>

 タイガー・ウッズ(米国)がホストを務める世界ランク上位の選手のみが出場できるチャリティ大会、「ノースウェスタン・ミューチュアル・ワールドチャレンジ」の最終日。首位から出たウッズとザック・ジョンソン(米国)が共にトータル13アンダーでホールアウト。勝負の行方はプレーオフに持ち込まれた。

 18番パー4で行われたプレーオフ1ホール目、ウッズがボギーとしパーをセーブしたジョンソンに軍配が上がった。

 トータル9アンダー3位タイにはバッバ・ワトソン(米国)とマット・クーチャー(米国)が、トータル7アンダー5位にはウェブ・シンプソン(米国)が入った。

【舩越園子コラム】米ゴルフ界の人気者の育て方




2013年12月09日12時01分






米ツアーではもうおなじみになったダフナリング こんなキャラづけで選手をアピールするのもあり? 撮影:舩越園子






 今季の日本ツアーは入場者数の激減に泣いた大会が目立ったと、日本のゴルフ界関係者がこぼしていた。雨にたたられた日本オープンは、その代表例。最終戦の日本シリーズJTカップは、前週に優勝して賞金王を確定させた松山英樹が故障で泣く泣く欠場したこともあり、淋しいムードが漂ったようだ。

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 日本のゴルフ界のスターという存在は、そのときどきに1人、もしくは2人ぐらいしかおらず、そのスターが何かの理由で不在となると、それはイコール、スターが皆無の状況と化す。現在は松山。数年前は石川遼。それ以前は丸山茂樹。日本のスターが海外に飛び出していくたびに、これから日本のゴルフ界はどうなってしまうのだろうという不安ばかりが関係者の間で膨らんでいく。

 だが、米ゴルフ界には、いつの時代にもスター選手がたくさんいる。もちろん、タイガー・ウッズフィル・ミケルソンのように突出した存在となると、やっぱり1人か、せいぜい2人ぐらいしかいないのだが、それ以外にも、何万人、何十万人のギャラリーを呼べるスター選手がたくさん存在している。

 それは、なぜなのか。その差は、どこから来るのか。それぞれのゴルフ界の層の厚さ、ゴルファーの絶対人数の差はもちろんある。が、もっと大きな違いは「スターを創出しているかどうか」の差であろう。

 日本はスター性のある選手の登場を心待ちにする受動性が強く見られる。救世主が彗星のように現れてくれない限り、ツアーもゴルフ界全体も盛り上がらないと愚痴をこぼすスター頼みの傾向が目立つ。

 もちろん米国だってスター誕生を待ち望んでいることに変わりはない。が、同時に彼らはスター性があるとは思えないような選手をスターに祭り上げ、仕立て上げる術を持っている。だから、能動的、積極的にスターを増やしていくことができる。近年、そうやって創出されたスターの典型がジェイソン・ダフナーだ。

 どう見てもイケメンとは言い難く、とぼけた風貌のダフナー。彼が最初に大きな注目を浴びたのは2011年の全米プロで惜敗したときだった。以後、調子を上げ、12年に2勝を挙げたダフナーは、戦績面ではスターと呼べるレベルに達し始めたが、一般のゴルフファンの間での認知度や人気は今一つだった。

 だが、13年の初夏のころ、あのダフナリングが大流行したおかげで、ダフナーはまさにスターと化し、そして8月に全米プロを制したことで、彼は押しも押されもせぬビッグスターになった。

 ダフナリング――米ゴルフ界では、今や誰もが知る言葉。あるチャリティに参加し、幼い子供たちと一緒に教室の床に座っていたダフナーのうつろな目とだらっとした座り姿勢の写真。一目見たら思わず吹き出してしまいそうなぐらい、写真の中のダフナーのポーズは、おとぼけムードに溢れていた。

 その写真が流出するやいなや、ローリー・マキロイバッバ・ワトソンリッキー・ファウラーといったツアー仲間たちがダフナーのポーズの真似をしては写真に撮って次々にツイート。「僕もダフナーしています=ダフナリング(Dufner+ing)」

 それからというもの、米ゴルフ界では大流行したダフナリング現象を活用するシーンが多々見られた。

 たとえば、今週、ロサンゼルス郊外で開催されたタイガー・ウッズの大会、ワールドチャレンジの会場には、ダフナリングしているダフナーの等身大の写真を切り抜いた看板が掲げられていた。ギャラリーがこの看板と一緒にダフナリングしている自分の写真を撮り、ツイッターで応募するフォトコンテストを行なっていたのである。こうなると、ダフナーの知名度や人気はさらにアップする。

 そして、追い打ちをかけるように、こんな報道もあった。「母校のバスケットボール部の試合を土日に観戦したい一心で、ワールドチャレンジは1日36ホールを2日間行って木金で終了させてほしいとダフナーがタイガーにツイッターで懇願した」というニュース。そして次なるニュースは「タイガーがダフナーのツイートに返信。懇願は却下!」

 こうして、いろんなものをダフナーに向けた環境を作り出せば、会場を訪れた人々のお目当ての選手はタイガー、そしてダフナーという状況ができ上がっていく。

 選手ぐるみ、関係者ぐるみ、そして米メディアも加わって、普通に考えればスターになりそうもなかった選手を人気スターに変えたユニークな例。日本でも真似できるスター創出作戦ではなかろうかと私は思う。

宮里優作が105ランクアップ!9冠達成の松山は23位をキープ




2013年12月10日14時12分




<男子世界ランキング>

 12月8日付けの最新男子世界ランキングが発表された。先週の国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で悲願のツアー初優勝を挙げた宮里優作が前週の287位から105ランクアップの182位へと急浮上を果たしている。

 またタイガー・ウッズ(米国)がホストを務めた「ノースウェスタン・ミューチュアル・ワールドチャレンジ」で逆転優勝を果たしたザック・ジョンソン(米国)が前週の16位から9位にランクアップ。世界のベスト10入りを果たしている。

 日本勢の最高位は松山英樹の23位で変わらず。その他、68位小田孔明、82位片山晋呉、87位石川遼、97位谷原秀人までの5選手が世界ランキングベスト100にランクインした。


【男子世界ランキング】
1位:タイガー・ウッズ(12.34pt)
2位:アダム・スコット(10.00pt)
3位:ヘンリク・ステンソン(9.01pt)
4位:ジャスティン・ローズ(7.53pt)
5位:フィル・ミケルソン(7.44pt)
6位:ローリー・マキロイ(6.82pt)
7位:マット・クーチャー(6.47pt)
8位:スティーブ・ストリッカー(6.04pt)
9位:ザック・ジョンソン(5.71pt)
10位:ブラント・スネデカー(5.52pt)

23位:松山英樹(4.01pt)
68位:小田孔明(1.94pt)
82位:片山晋呉(1.76pt)
87位:石川遼(1.66pt)
97位:谷原秀人(1.60pt)
122位:池田勇太(1.38pt)
131位:藤本佳則(1.33pt)
143位:藤田寛之(1.27pt)
174位:小林正則(1.05pt)
176位:川村昌弘(1.03pt)
182位:宮里優作(0.99pt)